Linux Zaurus で影鷹

影鷹は、Java で実装された 世界初の縦書きブラウザです。

縦書き表示に対応したブラウザとしては、Internet Explorer (5.5 以降) が 既にありましたが、これは「ページ製作者が指定した部分を縦書きで表示する」 というものです。影鷹は、「そもそもデフォルトの書字方向が 縦書きになっているブラウザ」なので、意味が違います。

SL-C760 で動かす

影鷹は、Java (1.1 以降) を対象にして作られています。 SL-C760 に標準で入っている Java 実行環境 (J2ME/CDC) で動くか、 試してみました。なお、この作業にあたっては、mab さんの SL-C760 Java メモ を参考にさせて頂きました。

試したのは、影鷹 0.1.1 です。SL-C760 の J2ME/CDC 実行環境は、 デフォルトが英語ロケールになっているので、起動時に日本語ロケールを 明示的に指定する必要があります。

起動方法とかはまだまとめてないので、 とりあえずスクリーンショットを。

とりあえず起動成功。また、Web ページにアクセスすることも できており (AirH゛経由)、ちゃんとレイアウトが縦書きになってるし、 画像も回転できてますね。います。

しかし、現時点では、イクナイ点もいろいろあるため、 実用は難しいです。既知の問題点を、以下に並べてみました。

あ、これは影鷹のバグリストではないですよ。 J2ME/CDC や Zaurus 側の問題か、それらと影鷹で 相性が悪い点のリストとして見てください。



椙村敦史 <sardine@toyfish.net>