Web 発行ウィザードで、ホームページ全体を丸ごと更新する方法を 最初から最後まで画面付きで紹介します。
STEP 0: Web 発行ウィザードの設定をするには、次の情報が 必要です。「サーバ名」とか「サーバでのディレクトリ名」は Web 発行ウィザードが 調べてくれるので、あなたは知らなくても大丈夫です。
「ユーザー名」は「アカウント名」とか「ユーザー ID」といわれることもある、 というのはこの FTP 入門の 2ページ目でも説明しました。 さて、情報をそろえたら、コンピュータをインターネットにつないでください。 Web 発行ウィザードも起動しましょう。
STEP 1: 起動して最初の画面は、Web 発行ウィザードの
自己紹介です。軽く読んで、ふーん、そーなんだ、と思ったところで [次へ(N) >] を
押しましょう。あ、ちなみにこのページでは図を 3 分の 2 の大きさに縮小してますので、
「ウチの Web 発行ウィザード、やけに大きいけど病気かしら」なんて心配しなくても大丈夫。
STEP 2: Web 発行ウィザードでは、
自分のコンピュータにある 1 つのフォルダ (ディレクトリ) または 1 つのファイルを、
サーバに送ります。ここでは、どのディレクトリやファイルを送るかを選びます。
ホームページを丸ごと送るなら、[フォルダの参照(R)...] を押して、
自分のコンピュータの中でホームページのデータを入れてあるフォルダを
選びます。ここでは「C:\MySite」としてみました。このフォルダの中には、
コーナーごとにいくつかフォルダが作ってあります。それも送るには、
[サブフォルダを含める(I)] をオンにします。終わったら、
[次へ(N) >] を選びます。
STEP 3: 一見サーバの名前を聞いているようですが、
これは実際のサーバの名前でなくてもいいんですねー。これは、
適当な名前でいいのです。次回以降にこの名前を選ぶと、Web 発行ウィザードが
「あ、この前のあのサーバでやんすね」と設定を思い出してくれるので、
設定をやりなおさなくてもいい、というものです。あなたとWeb発行ウィザードの間で
通じればいいのですから、なにか覚えやすい名前をつけてください。ここでは、
サーバの名前が toyfish.net というので、「ToyFishサーバ」としてみました。
納得のいく名前がつけられたら、[次へ(N) >] を押すと、STEP 4に
進みます。
STEP 3': STEP 3 の画面には [詳細設定(A)] という
ボタンがあります。普通は無視してかまいません。これは、FTP 以外の方法で
ホームページのデータを送らなければいけないサーバに対応するためのものです。
普通は、FTP 以外でも自動的に Web 発行ウィザードが見分けてくれるので、
大丈夫なのですが、それでうまく行かない場合には、ここでハッキリ指定することが
できるのです。選べるのは「FrontPage Server Extension 対応 Web」
「FTP」「HTTP Post」「Microsoft Content Replication System」「サービスの自動選択」です。
普通は「サービスの自動選択」にしておけばオッケーです。それでうまく行かない場合、
「FTP じゃないのに、Web 発行ウィザードがFTPだと勘違いしてるみたい」なんて時には、
お望みの種類を選びます。[次へ(N) >] を押すとこれも STEP 4 に進みます。
STEP 4: お次は、送った後でホームページを見るときの
アドレスと、自分のコンピュータの中でホームページを入れたフォルダの名前を入れます。
この画面が出たときに [ローカル ディレクトリ(L):] のところには、
さきほど STEP 2 で入れたフォルダ名が入っているはずです。
あとは [URL またはインターネット アドレス(U):] のところに、
アドレスを入れればいいのです。Web 発行ウィザードは、このアドレスを元にして、
サーバでどのディレクトリにファイルを入れればいいのかを調べてくれるのです。
ここではサーバの業者に言われた「http://www.toyfish.net/~iwashi」というアドレスを
入れました。それから下の [URL またはインターネット アドレス(U):] ですが、
なんで 2 度も聞かれるんでしょう? これは、STEP 2 でファイルを選んだり、
ホームページ内に作った 1 つのフォルダだけを選んだときのためです。
Web 発行ウィザードは、STEP 2 で選んだフォルダやファイルの場所と
ここで指定したフォルダの場所を比べて、送るフォルダやファイルを、
サーバのどこに入れればいいのかを決めるのです。
[次へ(N) >] を選ぶと、いよいよ Web 発行ウィザードが
サーバと通信し始めます。
STEP 5: Web 発行ウィザードはサーバを探して、
見つかると、そのサーバに接続するためのユーザー名とパスワードを聞いてきます。
それぞれ入力して、[OK] を押します。
STEP 6: 準備は整いました。「これからデータを
送り始めますぜ」と Web 発行ウィザードが言ってくるので、自信を持って [完了] を
押してください。
STEP 7: あとは寝て吉報を待つだけです。
コーヒーでも飲みながら待ちましょう。
STEP 8: 無事終了すると「Web 発行ウィザードは
正常に Web サーバーにポストすることができました」と表示が出ます。
びっくりマークつきなので、つい「エラー!?」と思ってしまいますが、大丈夫です。
[OK] を押すと Web 発行ウィザードが終了します。
というわけで、無事送信できましたか? ポイントになるのは、Web 発行ウィザードは、 自分のコンピュータのあるディレクトリの中身を、目的地 (サーバの、自分が借りている ディレクトリ) に、対応させながらコピーするものだということです。 STEP 4 では、そのコピー元とコピー先のディレクトリの名前を入れているわけです。
今回の例ではホームページのデータを丸ごと送るために、STEP 2 では そのディレクトリ名を入力しました。その中のあるフォルダだけ送りたい場合は、 STEP 2 で、そのフォルダ名を指定するだけですみます。STEP 4 で入力するのは 「対応関係」を指定するものなので、変えなくていいのです。
今回は初めてなので STEP 3 で名前を入力しました。
次からは STEP 3 のかわりに「Web サーバーの選択」の画面が出ます。
ここで選ぶだけで、STEP 4 は飛ばして STEP 5 に進みます。最初のときに STEP 5 で
[パスワードをリストに保存する(S)] をオンにしてあれば、STEP 5 も
飛ばしてしまえます。そうすると、送るフォルダ (またはファイル) を指定して
サーバを選ぶだけで、あとは Web 発行ウィザードがやってくれることになります。
楽ですね〜。
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